プエラリアとガンの関係性

(1)プエラリアと女性特有のガンとの関係は?
1.プエラリアと女性ホルモン様物質
プエラリアとは、女性ホルモン様物質を豊富に含むマメ科植物のことです。
サプリメントの成分としては”プエラリア・ミリフィカ”の名称で含有されています。

プエラリアは大豆の40倍のイソフラボンと、イソフラボンの1000倍の生理活性を有するミロエステロールが含まれています。
この2つの成分は女性ホルモン”エストロゲン”と構造が類似しているため、体内に取り込むと女性ホルモン様物質として作用することが最大の特徴です。

女性ホルモン様物質としての強力な働きによって、プエラリアを摂取した女性は美肌やバストアップ効果を期待できます。
男性なら薄毛や体臭のケアにも利用可能です。

2.プエラリアとガンのリスク
しかし、プエラリアを摂取しすぎると重大な副作用が起こり得ます。
そのひとつが「女性特有のガンのリスクを高める」というものです。
例として、子宮がんと乳がんが挙げられます。

なぜ、プエラリアによってガンのリスクが高まるのでしょうか?その理由ははっきりとは解明されていないものの、可能性として以下の2つが考えられます。

・女性ホルモン様物質が過剰になることによって、ホルモン分泌機能が異常をきたし、ガンになりやすくなる。
・ホルモン依存性乳ガン(エストロゲンが深く関係している乳ガン)のガン細胞の増殖を促進する。

プエラリアと女性特有のガンは、研究によって明確に因果関係が解明されているわけではありません。
しかし安全のために、プエラリアの摂取には十分に気をつけましょう。

(2)プエラリアと甲状腺のガンとの関係は?
プエラリアは女性ホルモン様物質として作用するため、ホルモンの分泌を司る甲状腺と関係性がある成分です。
そのため、甲状腺に異常がある人はプエラリアの摂取を控えたほうが良いとされています。

甲状腺の異常には「甲状腺ガン」も含まれています。
プエラリアの摂取によって甲状腺ガンが悪化するとは証明されていませんが、過剰摂取すると甲状腺にダメージを与える可能性があるため、摂取前には必ず医師に相談して下さい。

(3)こんな人は使用を控えること
以下の項目に当てはまる人は、プエラリアの使用を控えたほうが安全です。

・女性特有の疾患がある人
現在疾患がある人は摂取を控えましょう。
また、過去に疾患があった人は医師に相談してから摂取して下さい。
・甲状腺に異常がある人
同上
・20歳以下の人
ホルモン分泌機能・生殖機能が未熟なため、異常が起こりやすいと考えられます。

プエラリアは美肌やバストアップに即効性があると言われ、たいへん魅力的な成分です。
しかし、摂取方法や時期を間違えるとデメリットのみが現れることもあります。
自分はプエラリアを飲んでも大丈夫なのか、しっかりと確かめてから摂取して下さい。

(4)まとめ
プエラリアは女性ホルモン様物質を豊富に含むため、女性特有のガン・甲状腺ガンのリスクを高める可能性があります。
このような疾患がある人は摂取を控え、過去に疾患があった人は医師に相談してから摂取しましょう。

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