プエラリアとピルの違いは?

(1)プエラリアとピルの概要
プエラリアとは、女性ホルモン様物質の”イソフラボン”と”ミロエステロール”が含まれているマメ科の植物です。
主にバストアップ製品に配合されており、その即効性と高い効果に注目が集まっています。

ピルは避妊を目的とした飲み薬の通称です。
女性ホルモン”エストロゲン”と”プロゲステロン”を含んでおり、体内のホルモンバランスを妊娠時と同等にすることによって、避妊効果を発揮します。

プエラリアもピルも女性ホルモンに関与しますが、両者は全くの別物です。
どのような違いがあるのかチェックしましょう。

(2)プエラリアとピルの違い
プエラリアとピルの違いについて、3つの視点から説明します。

1.用途
プエラリアの女性ホルモン様物質は体内で”エストロゲン”として作用し、女性らしい体作りをサポートします。
バストアップ以外にも美肌、骨粗鬆症の予防、生活習慣病の予防などを目的として用いられることがあります。

ピルは主に避妊を目的として使用され、それ以外にも生理周期を整えたり、生理痛を軽減したりといった効果も期待されます。
長期的にピルを服用すると、女性特有の病気(子宮内膜症・卵巣がんなど)のリスクを下げることも可能です。

プエラリアにも避妊効果があるのではないかと言われることがありますが、残念ながらありません。
しかし副作用として「不妊(妊娠できない体にする)」が現れることがあります。

2.影響する女性ホルモン
人体に存在する女性ホルモンは”エストロゲン”と”プロゲステロン”の2種類です。
プエラリアの成分はエストロゲン様物質としてのみ働くため、エストロゲンにだけ影響があります。
一方でピルはエストロゲンもプロゲステロンも含んでおり、いずれのホルモンにも影響を与えます。

3.薬として扱われるか
薬は病気の予防や治療を目的として作られており、国から正式な承認を受けています。
サプリメントは健康食品の一種であり、毎日の食事では不足しがちな栄養素を補うことを目的として作られています。

プエラリアは、サプリメントに配合されることからわかるように、薬の成分としては扱われていません。
ただし過剰摂取すると容易に副作用が起こり、ホルモンバランスに強力な影響を与えるため「薬ではないから大丈夫」と安易に摂取することは危険です。

ピルは避妊を目的とした飲み薬の総称ですから、薬として扱われています。
プエラリアと違い用法・用量は明確に定められており、婦人科などで医師から処方されることがあります。

(3)プエラリアとピルは併用しないこと
プエラリアとピルには以上のように大きな違いがありますが、併用は厳禁です。
いずれも女性ホルモンに影響を及ぼす点は共通しているためです。

もしも併用してしまうと、容易に過剰摂取に繋がり副作用が起こるでしょう。
プエラリアを飲みつつ避妊したいと願う女性も多く存在するとは思いますが、健康な体を維持するためにはどちらか一方を使用して下さい。

(4)まとめ
プエラリアとピルはいずれも女性ホルモンに影響しますが、用途・影響する女性ホルモン・扱われ方(薬か健康食品か)の3点で大きな違いがあります。
プエラリアとピルを併用すると過剰摂取による副作用が起こり得るため、単独で使用して下さい。

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